TECHNICAL INFORMATION
技術案内
プラスチック成形技術
柔軟な発想とそれを実現させる熟練された技術でお客様のニーズを満たします。
DAIMEIが提案する射出成形技術の一部をご紹介いたします。
More beautiful
プラスチックの外観部品を作り続けて50年以上のDAIMEIだからこそできる、かたちにこだわり外観をより美しくより高品質に仕上げるために培ってきたノウハウをご紹介いたします。
プラスチックの美を極める
Master the beauty of plastic
ウエルドレス成形(Heat&Cool成形)
プラスチック成形において、ウエルドライン*1 やヒケ*2 は外観不具合の代名詞です。
金型内部を100℃以上の高温状態にしてプラスチックを充填することにより、プラスチックの流動性が大幅に改善し、ウエルドラインやヒケを目立たなくさせることができます。また、金型の模様形状をきれいに転写させることができるため外観性を向上させ、鏡のように表面に高光沢感のある意匠に仕上げることができます。外観をより美しくするために家電製品や自動車部品に使用されています。
*1ウエルドライン:プラスチックの流れが交わる部分で発生する筋状の跡
*2ヒケ:冷却ムラによる収縮差が原因で発生するへこみ
最適な金型を設計する
Design the best mold
CAE流動解析(Moldflow)
金型を一度製作してから設計を変更する場合、多大な改修費や最悪の場合作り直しが発生してしまいます。“金型製作費を安く抑えながら、お客様の思うかたちにより近づけたい”という想いを胸にCAE流動解析を使ってシミュレーション分析いたします。製品の問題点をあらかじめ検討することで、より高品質でコストを抑えた試作・量産が実現します。
More functional
プラスチックの機能を最大限に活かし、プラスチック以上の性能を引き出すことによりユーザーの使いやすさを追求した技術をご紹介いたします。
材料のタイアップ開発と成形方法の確立
Development of material tie-ups and establishment of molding methods
金属代替プラスチック
いままで強度や難燃性の問題からマグネシウムなどの金属が使われている家電製品の筐体についてプラスチックで同等の強度や剛性を持つ素材をメーカーと共同開発し、その成形工法を確立しました。軽量で金属を使用するより大幅なコストダウンが実現します。
炭素繊維強化プラスチック
採用事例:デジタル4Kカメラ筐体
より軽く、より使いやすく
Lighter and easier to use
ガスアシスト・インジェクション(AGI)
製品重量の軽さを求めて金属や木材からの代替材料としてプラスチックは使用されてきました。DAIMEIではさらなる軽量化を実現させるため、金型へプラスチックを射出した後に風船のようにガスを圧入することにより製品内部を空洞化させることに成功しました。
完成品
製品断面
反らずに真っすぐ仕上げる
Finish straight without warping
ガスプレスインジェクション(GPI)
板状の製品が反ってしまったり、寸法が安定せずに製品に組み付かなかったりといった困りごとに対して、DAIMEIでは金型技術で解決いたします。